image3630代前半の方。結婚3年目から不妊治療のクリニックへ通院しており、一度妊娠したが流産となります、その後は妊娠出来ていません。
今後の不妊治療は排卵誘発剤の使用と、タイミング療法を続ける希望がありました。漢方で体調面を整えていきたいとなります。

基礎体温の状態としては、月経周期はほぼ28日前後、卵胞期(高温期)の体温が高めになる傾向、排卵期のおりものが少ないようでした。
普段からイライラし、睡眠状態はあまりよくない(寝つきが悪い、熟睡できていない)、便秘が気になるとの事でした。

中医学的な判断として、この方のタイプは陰虚体質であり、陰虚による内熱がある心腎不交。
排卵期のオリモノが少ない、卵胞期の体温が高めになる、不眠などは、この内熱によるものと考えられます。
通常は五臓の役割で腎(水)の陰液は心(火)を滋養して陽気を抑制しますが(心腎相交)、心腎不交はこの正常の関係が失調したものです。
ホルモン剤やストレスの影響で、体内の熱が更にあらわれているようでした。

漢方薬は、陰液を補い内熱を抑えるものと、ホルモンバランスを整え、ストレス発散効果の漢方を合わせて経過を見ていくようになりました。
体調面で気になっていたところは、服用1ヶ月ほどで少しずつよくなってきます。
3ヶ月ほどで基礎体温の状態も正常になってきました。
4ヶ月目には妊娠の反応があり、その3週間後には心拍確認ができ、母体は安定しました。